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 熱心な先生ほど教えすぎてしまうことがあります。教えすぎてしまうと子供は考えることをやめてしまいます。子供にとって、勉強は覚えるだけの単調なものとなり、学習意欲を失っていきます。これでは何のための勉強なのか、勉強本来の意味が失われてしまいます。また、経験の浅い先生によく見られることですが、正しい答えを導き出そうと、誘導尋問的に答えまでたどり着けるような質問をしてしまうことがあります。これでは子供は考えることなく、返事をするだけで正解を手に入れてしまいます。これは子供から考えるという機会を奪っていることになってしまいますね。
 考える能力がない場合を除き、教えすぎるということは考える機会を子供から奪ってしまうということを知っておかなければなりません。考える能力は、通常の場合、人間には備わっているはずのものですすが、能力があるからといっても、考えることのできる範囲は個人差があります。深く広く考えることのできる人もいれば、浅く狭いことしか考えられない人もいます。これは考える訓練の量に関係しているのではないでしょうか。
 教えられたことをそのまま覚えることは、考えることから大きく外れています。『なぜ?』と疑問に思うことが大切です。そして必要な情報を集めて分析して、結論を出してみる。さらに他の人と意見をぶつけ合ってさらに視点を広げていくことが考える訓練になるのです。3歳くらいの小さな子供も、よく『なぜ?』と疑問を持ち、大人に教えてもらうことで知識を増やしていますが、これは考える基になるものを蓄積しているのです。しっかりと考える基を蓄えさせてあげてください。小学4年生くらいになったら、そろそろ考える習慣を身につけさせてあげてください。『なぜ?』に対しては、「どうしてだと思う?」と考えるきっかけを与え、たとえ間違ったことをいっても決して「ちがう!」と頭ごなしに否定するのではなく、「そうかもしれないけど、こういう考え方もあるんだよ」といったんはYesで受け止め、その後に正しい考え方を教えると子供は考える喜びを身につけます。