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中学校での実践教室

  体験は車いすに乗る体験・車いすの介助(お手伝い)の二つを全員にしてもらうようにします。車いすに乗る体験では、自分で動かす・押してもらうという二つの体験をします。自分で動かすのは身体障害者理解のため、押してもらうのは老後の体験です。
  小学校での体験がある生徒にも興味を持たせるために、車いすには正座で乗ってもらいます。足が自由に使えなくなるので安全には十分留意してください。
@ 車いすのひろげ方・たたみ方の指導から始めます。全体の説明が終わったら実践です。
A 車いすに乗る生徒に自分で車椅子を広げさせます。広げるときに手をはさまないように十分注意してください。
B 実際に生徒に車いすに乗ってもらいますが、往復で二つの体験をしてもらいます。行きは車いすを押してもらう体験+介助の体験をします。車いすを押す生徒がふざけて走らないように指導します。車いすに乗っている生徒は速いスピードで押されると恐怖を感じます。車いすに乗っている生徒の手は肘あてかひざに置かせます。
C 帰りは自力でマットを越えてパイロン(通称カラーコーン)まで行かせます。背もたれにしっかりともたれていれば、マットくらいの高さは越えられるはずです。マットにスピードをあげてぶつかってしまうと、マットがまくれあがり乗り越えられません。しかし、正座をしていると、前に転倒するのが怖く感じられるのでほとんどの生徒はマット1枚程度なら前輪をマットの上に載せることができます。
D 出発地点まで介助してもらい、車椅子から降りるときにステップを踏まないように指導します。車椅子から降りた生徒が車いすをたたんだら次の生徒と交代です。