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学習障害(LD)

 学習障害(Learning Disabilities)は育て方や環境に原因があるわけでもなければ、遺伝するものでもありません。発達障害の一つで、早期の発見と療育によって人生が大きく左右されるといわれています。詳しくは専門書や解説書に任せることにしますが、子どもの特性に合わせたサポートが必要であることだけは理解してください。
 文部科学省が2002年に公立の小中学校の通常学級を対象に実施した「通常の学級に在籍する特別な配慮や支援が必要な児童生徒に関する全国調査」によれば、全体の6.3%の子どもが教室での指導で困難を伴うという結果が出ました。学習障害(LD)4.5%、注意欠陥多動性障害(ADHD)2.5%、高機能自閉症・アスペルガー症候群0.8%合計すると6.3%を超えてしまうのは一人で複数の障害を併せ持っているケースがあるからです。6.3%とは16人に一人が何らかの「特別な配慮や支援が必要」ということです。
 私は発達障害の専門家ではないので迂闊なことは言えませんが、当塾に来る「発達障害と思われる子」の多くに、質問に対して質問形でこたえる事があります。発達障害の特徴の一つである「コミュニケーションが困難」ということのあらわれだと思われます。発達障害を持っている子に対し、多くの親はその事実を認めたがりません。しかし二次障害が出てしまう前に専門家に相談することが子どもの将来を考える上で必要なことです。文部科学省の調査結果から、学校では「校内委員会」を設け、保護者の相談に応じたり必要な対策をすることになっています。しかし、LDかどうかの判断は校内委員会がするのではなく、保護者の同意の下に専門家チームに判断をゆだねます。専門家チームは教育委員会に設置された、医学・心理学・教育などの専門の分野からなる組織です。学習障害児に対する「特別支援教育」は「特別教育」とは異なります。16人に1人というそれほど珍しくない児童・生徒に対する支援制度です。まずは学校に相談してください。
 発達障害を持った子は、周りから『困った子』というレッテルを貼られがちです。しかし、本当は本人が一番困っています。『困って子』ではなく、『困っている子』であることを理解してください。発達障害を持ったこの多くは、突然の予定変更についていくことが困難です。また、予定が理解できていないときにも不安を感じます。その子の特性に合わせて予定を理解させてあげましょう。
 赤津塾では、学習障害児に対して、学習面からのサポートを行っています。また、引きこもりなどで外出することが困難な児童・生徒に対しても学習をサポートします。自宅にインターネット環境があれば外出することなく学習することができます。パソコンは最新式のものでなくとも中古で充分です。